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小型軽量ハイスペックセンサー搭載多ボタンマウス Kone pure レビュー

超久しぶりのマウスレビューとなりますが、先日 Kone pureというマウスを購入し、
その素晴らしさに感動してしまったので久しく書いていないデバイスレビューなんぞをしてみようかと思います。

というかまず、そもそも Kone pure なんてマウスしらねーよという方も多いかと思いますので
Roccat studios の概要から簡単にご説明します。

■会社概要
Roccat studios というドイツの会社が販売しておりRoccat 製品を日本で見るようになったのはおそらく2009年ごろではないかと思われます。
当時はドスパラが代理店として販売してました。
(参考:4gamer の記事 )

当時の製品を見ているとよくあるカジュアルゲーマー向けの製品ばかりでコアな FPS ゲーマーからしたらキワモノだらけでした。
が、昨年末発売した Kone pure が品質の高さから 2ch の マウススレで話題となり現在注目を集めています。

現在はドスパラではなく岡谷エレクトロニクスが代理店となり Roccat 製品を取り扱っているため
ツクモや Ark などでも販売が可能となりました。
もちろん amazon でも買えます。

以上が会社概要で、続いて Kone pure の特徴を紹介。

■マウスの特徴
・小型軽量サイドボタン付き (90g 程度)
・ADNS-9800 (使用した感じ遅延はない)
・左右クリックはオムロンのスイッチ
・右手用マウス

主な特徴は上記の通りですが、形状的には IE3.0 を小型化した DRTCM37/38 を少し低くしたイメージです。
IE3.0 や DRTCM37/38 は高すぎて使いにくいと思っている人を対象とした製品ではないかと思われます。

このサイズでハイスペックなセンサー、左右ボタンあり、高品質なスイッチを採用しているマウスは
DRTCM37/38くらいしかないので、DRTCM37/38 の購入を検討している方は Kone pure も選択肢の一つに入れても良さそうです。

ただ、DRTCM38 はフロントセンサーを採用しているため若干クセがあり、慣れるまで時間を要するため、これといって特にクセの無い Kone pure の方が僕の好みです。
(余談ですが、DRTCM38 の遅延は最新のファームウェアを適用すれば解消されるとのこと)

■マウスのサイズ比較
G400S DA2013 とのサイズ比較を行いました。

左から G400s, Kone pure, Deathadder 2013。 Kone Pure は一回り程小さい


(画像左:)左から IME3.0, Kone pure, Deathadder 2013 Kone pure は高さも抑えられている。
(画像右:)Kone pure と G400S の高さ比較。

■重さ比較
重さの比較をするにあたって小型マウスとの比較を行いました。
結果は以下の通りです。

重い                   軽い
kone pure >> g300 > abyssus > krait > wmo
wmo は異常に軽いですね。
krait もかなり軽いですが重心があるのでwmoよりも重く感じる。

abyssus は wmo より少し重く、g300 は abyssus より少し重い程度ですが
Kone pure は上記のマウスと比較すると明らかに重量感があります。
とはいっても 90g 程度なのでかなり軽いほうではありますね。
(ラバーコーティングやめて wmo みたいに安いプラ素材にすればもっと軽くなりそうですが…)

■マウス設定ツール
Kone pure のマウス設定ツールはかなり充実しており完成度もかなり高いです。
具体的には polling rate 調整、 dpi 調整、LoD 調整、
マウスパッドにあわせたセンサーの最適化、マクロ設定などと多岐にわたります。

プロファイルは最大5つまで保存可能で、マウス設定ツールで save/load が可能です。

以下、写真をみつつ他にはどういった機能があるのかご紹介します。
左上から下に降りていって折り返したら右上に行く感じで。

Main control 画面

・sensitivity options
 センサー全体の sensitivity を調整

・vertical scroll speed(mouse wheel)
 ホイールの速度調整

・horizontal tilt speed
 マウスホイールの横方向速度調整(Easy-shift 時のみ使用可能)

・dpi switcher
 dpi 調整(5段階まで設定可能 マウスの dpi 調整ボタンで上げ下げ可能)

・double click
 ダブルクリックの速度調整


続いて、ボタン設定画面です。

・全部のボタンに様々なキー設定が可能です
(僕は使用していないですが、Easy-shift 機能で全てのキー設定を切り替えることが可能)


Advanced Control 画面

・advanced sensitivity(x-y axis)
 sensitivity の縦横方向の個別調整

・tracking control unit
 マウスパッドにあわせたセンサーの最適化機能
 (実際に効果があるかどうかは不明ですが。。詳しい人に検証してほしいですね)

・distance control unit
 LoD 調整(デフォルトは off)

・polling rate
 マウス動作時のレート調整

・sound feedback
 dpi 変更などを音声で知らせてくれる機能

・windows pointer speed
 windows のポインタ速度調整

・driver reset
 初期設定に戻すボタン


LED の色を調整する画面

ライトの色調整機能です。RGB で好みの色作成も可能。


RAD 画面

クリック数やマウスを動かした距離などを測定してくれる機能。
dota2 をやっているので右クリックの押下回数がずば抜けてますね…。
実績(?) が解除されるっぽい。


update 画面

最新ドライバの DL と support へのリンクがあります。
クリックするとブラウザが立ち上がる。


■使用感(形状、動作時の挙動など)
G400S との高さ比較を行うと約1cm弱低く、人差し指がマウスに密着しないため
指先でつまんで持つ「つまみ持ち」しやすい形状となってます。
IME3.0 や DA の形状に近いため、G400S のように薬指部分が出っ張りと干渉することもありません。

マウス全体がラバーコーティングされており基本的にはグリップするようになっていますが
手がサラサラの状態だと滑りやすくなるため、少し手汗をかいている状態が望ましい思われます。

マウスの下のほうを持った状態で右側に巻き込むように aim すると
親指の肉がマウスに食われるので若干注意が必要。IME3.0 のように左側のでっぱりが親指の肉を食います。

マウスの右側が少し出っ張っているため、マウスの左側を少し持ち上げてマウスパッドの中央に戻す際
マウスが完全に浮かないので安定してマウスを戻せます。

■クリック、ホイール
オムロンのスイッチを採用しておりクリックが軽いので dota2 のような右クリックを連打するゲームにも向いてます。
クリックの感触は IME3.0 に非常に近く(IME3.0 よりも若干遊びが少ないが)タップ撃ちも非常にやりやすいです。
サイドボタンはクリックと同じオムロン製のスイッチを採用していると思われますが、普通のおしやすさ。
ただ、G400S のようにもう少し出っ張っていたほうがより押しやすいと感じました。

■センサー性能の検証
先述したようにハイスペックな Avago ADNS-9800 を搭載しています。
直線補正はかかっていないと思われます。

LoD はマウス設定ツールで調整可能(off,low,normal,extra low の4段階)のため、ある程度は好みの LoD に調整可能です。
センサー性能の劣化が嫌なので OFF に設定して使用中です。

以下のマウスパッドを使用し、腕を全力で早く動かしてカーソルが吹っ飛ぶか確認してみました。
また、極低速で動かした際にカーソルがプルプルするなどの挙動が現れるかも確認しました。

■確認したマウスパッド一覧
 ・零
 ・qck
 ・飛燕
 ・疾風
 ・隼
 ・紫電
 ・紫電改
 ・talent
 ・ゴラスピ
 ・マッドキャッツ GLIDE7(シリコンマウスパッド)
 ・icemat(紫)
 ・artisan kai g2g

結果、上記マウスパッドは全て問題なくトラッキング可能でした。
センサー性能は極めて高いと言えます。
現在は artisan 零を常用しておりますが
トラッキングの問題はまったく発生しておりません。

■最後に
最初にツクモのゲーミングデバイスフロアで触ったときに、あまりの完成度の高さに衝撃を受けました。
購入し使用した際も完成度の高さに感動してしまったので、久しぶりに長文のマウスレビューを書こう と決意した次第です。

10年ちょっと色々なマウスを使って FPS やってますが、
性能、形状、使用感、ツールの出来なども踏まえて今まで使ったマウスの中でもトップクラスに入ります。
「非常にすばらしいマウス」の1つであることに間違いないです。

日本での価格は 6,980円と少し高いのがネックですが
もし4,000円程度であったならば、四の五の言わずにさっさと買え というレベルですね。

以上です。

おまけ画像

at 12:40, とりやま, デバイス

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