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システムシンキング入門まとめ

システムシンキング入門 という本を読んだ。


物事をシステムとして捉えて対象の構造、部分が全体に与える影響を分析する考え方のこと。
物事が複雑になると直感的に理解しづらい事柄が増えるので
どの事象が何に影響を与えていて結果的にどうなっているのかを考えるのに有効。

僕は視野が狭いので、
視野を広げるためには
全体的な視点で物事を考える必要があると思ったので読んでみました。

ただ論理的に考えるだけで物事を解決することは難しい。
物事の全体像、時間的経過が与える影響(時系列的変化)、
状況変化(コンテキストの変化)を加味した上で考える必要がある。

QLの1on1やってても時間的経過によって流れが変わるので、
流れが変わる要因や原因分析を行うのにもシステムシンキングは十分役立つと思う。

本書で掲げているシステムシンキングの特徴は以下の3つ。

・個々の要素だけでなく、その連鎖や全体への影響について考えることができる
・時間の経過による事態の変化について考えることができる
・意思決定の際に、その中長期的影響や「副作用」について考えることができる

上記3つはガチゲームをやる上でとても大事だなーと思った。


システムは以下の4層に分かれる

・第一階層 出来事(事象)
・第二階層 パターン
・第三階層 構造
・第四階層 メンタルモデル

できことや事象は今起こっている出来事のこと。
パターンは傾向のこと。
構造はパターンを引き起こす全体の構造のこと。
メンタルモデルは暗黙のうちに持っている考え方や行動方針のこと。世界観(笑)と同義。

浅い階層の物事はわかりやすいが、構造やメンタルモデルまでいくと
ちゃんと考えないとわかりづらい。

構造を理解すると個々の事象が与える影響の全体像がわかるし、
メンタルモデルまで理解すれば行動指針を把握できる。

at 20:05, とりやま,

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メタファー、脳のRモード

リファクタリングウェットウェアまとめの続き

 メタファーの効果

脳のRモードとLモードの架け橋として比喩(メタファー)を使う。
比喩は言語表現とイメージにとって共通の場であり、潜在意識と意識の間を行き来するテクニック。
プログラミングやシステムの世界も比喩が多い。スレッド(糸)window(窓)など。
これらは言語とイメージの両方を喚起する効果がある。

強力な比喩を生み出すためにユーモアのセンスは欠かせない。
そもそもユーモアとは、本質的に異なる概念に関係性を見出す行為から生まれ
生じた関係を意図的にねじ曲げることが基本となり、ねじ曲がった関係に面白さが生じる。

類似性の創出や、既存の概念の常識を超える発想がユーモアにはある。
ユーモアによって生じた関係性を飛躍させ拡張することで新たな基準を創設することにつながる。


Rモードの効果

入力は全て記憶されているが、Rモードに蓄積された記憶は自由に取り出すことができない。
何かを思い出そうとして数日後に突然思い出す といったケースでは
バックグラウンドでは脳のRモードが非同期処理で検索を行い続けた結果である。

Rモードを使いこなすためには様々な方法がある。

・自由形式の日記を書く
・寝起きに3ページ自由に何かを書く(モーニングページ)
→寝起き時点ではまだ脳のRモードの支配力が強いため様々な非言語的な発想を言語に変換しやすい
 脳のガードが解かれている状態
・本音で色々書く

などがある。


Rモードを働かせる方法

Rモードを働かせるためには焦点を少しぼかす必要がある。
常に集中して同じことを考えていても脳のLモードだけを使っている状態に陥りやすいので
難問に出くわしたら頭の片隅において散歩をしてみる などの行動によって
Rモード的なひらめきを得やすくなる。

なので、プログラミングを書いている最中に実装が非常に難しい問題に出会した場合
少し散歩をしてみるといったことを実践してみるといいかもしれない。

at 21:41, とりやま,

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脳のLモードとRモード

脳のLモードとRモード

リファクタリングウェットウェアまとめの続き。
脳のLモードとRモードの概要など。

■脳の構成について
 脳はCPUを2機搭載する。
 それぞれのCPUを結ぶバスが存在する。



 ■CPU#1(Lモード LはLinearのL)
  リニア(直線的)でフォン・ノイマン型なやつ。
  速度が遅く、脳の狭い範囲を担当する。
  常にアイドル状態となっており、脳内の小さな声に反応して割り込みが発生し、処理を開始する。
  細部に気を配り、仕上げる能力をもつ。コントロール可能。
 
 ■CPU#2(Rモード RはRichのR)
  線形に1つずつ処理するCPU#1に対し、非同期で動作する脳のgoogleみたいな存在。
  非常に強力な検索エンジンだが、言語的処理は一切行わない。
  直感、問題解決、創造性をつかさどる。
  直接的にコントロール(支配)することができない。動作の予測が不可能。

 共有のメモリ空間にアクセス可能なCPUは1つのみなので、CPU#1がメモリにアクセスしている間は
 CPU#2はメモリにアクセスできない。

 ■Lモード処理の特徴
  ・言語的
  ・分析的
  ・象徴的
  ・抽象的
  ・時間的
  ・論理的
  ・計数的
  ・直線的
 
 ■Rモード処理の特徴
  ・非言語的
  ・総合的
  ・具体的
  ・類推的
  ・非合理的
  ・空間的
  ・直感的(達人の特徴である直感は脳のRモードが司っている)
  ・全体論的

 そもそも直感のようなきわめて有効な思考プロセス自体は合理的でも理性的でもない。
 (ことが多いと思う)
 Rモードによって得られる直感は達人になるために絶対に欠かせない。
 
上記以外にも意識的に脳をハックする方法、
Rモードを意識して引き出す方法(Rモードへの転換)などがある。
RモードからLモードへの流れを作ることを意識する。
(スポーツは特に有効と思われる)

at 21:00, とりやま,

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